2016年2月12日金曜日

今まで一番しんどく、そして一番たくましくなった仕事の思い出

こんばんは、フェローシップ代表の小山です。

最近は新規事業の仕込みをしています。
新規事業なので、具体的に何とは言えませんが。
社内外の関係者と打ち合わせをしたり、自分で妄想していたり、計算していたり、、。
新しいことを考えるのは、純粋に楽しい!


逆にこれまでで一番しんどかった仕事って何だろう、、、。
そんなことを考えると必ず思い出す仕事があります。
今回は、そんな思い出にふれたいと思います。


自分が27歳くらいのころ。20年近く前になります。
当時リクルートの人事部で採用業務にたずさわっていました。
バリバリと仕事をしていましたが、まだまだ自分に自信が持ち切れていない時期。

そんな自分に、採用活動で使用するビデオをつくれ、という指令がおりました。
「えっ」と驚く自分。
クリエイティブなことに苦手意識がありました。
何をテーマに、何を題材として、、、アイディアが浮かばない。
ビデオ会社のディレクターや上司との打ち合わせでもまったく意見が出せない。
意見がうかばないのもありましたが、自信がないので発言が怖かったのです。
結局、上司の意見をベースに企画が動くことになりました。

いや~な予感がしてました。
自分なりの意思を持たず、人の意見にのっかっての仕事。
撮影がすすみますが、このインタビューがどうつながるのかイメージがつかない。
そういった素朴な意見も言えない。軌道修正ができない。

最終的には、なんの脈略のないインタビュー画像だけが残ってしまいました。
ビデオ会社も「小山さん、、どうする?」と半分投げやり。
締切も近づき、何をどうやっていいのかわからず、大変に苦しい状況になりました。
本当にしんどい時期でした。
あげくの果てに、めまいがでてしまい数日寝込んでしまいました。

最終的には上司の方に入ってもらい、なんとなく形にまとまりましたが、
今一なビデオができあがってしまいました。

自己嫌悪に陥りました。
できばえが悪いのことに対してもですが、仕事にまったく意思が持てなかったことにです。
周囲に振り回され、自分の意思を出す勇気が持てなかったと。


ここからもう一つ話がつづきます。

翌年、またビデオをつくろう、という企画があがりました。
自分は、「自分にビデオ担当をさせてほしい。」と自ら手をあげました。
昨年の散々な姿を見ていた上司は心配そうに「大丈夫か?」との言葉でしたが、やらせてもらう
ことになりました。
再度のチャンス、後悔はしたくないと。
苦手な分野なので、様々な人から意見をもらいました。
で、自分の意見になるようまとめあげ、しっかりとイメージングをしてスタートしました。
100点の出来栄えではありませんでしたが、なんとか形にはできました。

その時、「あ、少し自分はたくましくなった。苦手な仕事でも意志をもって取り組めるんだ。」
ということを体感しました。

ビデオづくり、今でも思い出します。
しんどかった。でもひとまわり成長できた仕事でした。
2回目のチャンスをくれた上司の懐にも感謝です。

やはり、意思をもって仕事をすること、大事です。
この言葉、常にフェローシップ社員には伝えています。

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