2015年4月13日月曜日

リクルート時代をふりかえる vol5(忘年会という大仕事)

期初のばたばたに甘え、丸一週間仲間通信の更新をさぼってしまいました。

大変申し訳ございませんでした。


さて、本日は、リクルート時代をふりかえるvol5として、新人時代の大仕事の思い出を
書きたいと思います。


今にして思えば、新人時代の自分は本当に良い経験をさせていただきました。

過去の仲間通信でも書きましたが、入社一ヶ月目に「お前、会社辞めたほうがいいよ。」と言われ、
根本的に社会人としての自覚がないことを突き付けられたこと。

入社半年後の研修で、職場の同僚や先輩から協調性や配慮のないと思いっきり指摘され、
自分は自分のことを全くわかっていなかった、人に対する配慮を全くしてなかったことも
突き付けられました。

そんなこんなの新人時代、今回は忘れもしない年末忘年会について書いてみたいと思います。

当時のリクルートは、創業者江副さんが関西出身もあったんでしょうが、宴会は大変盛り上がる
風土の会社でした。
宴会だけでなく、まじめなキックオフミーティングも必ず催し物があり、漫才やらダンスやらと
とても素人が企画しているとは思えないほど笑いのクォリティーの高いものでした。

特に人事部は、話のおもしろい方が多い。企画力ある方が多かった。

自分は、学生時代に宴会芸などは無縁でしたが、
先輩から「小山、今年の忘年会はお前が幹事ね。」といきなり指名。
「まじですか! うゎ~、できっかな、、。皆を楽しませることできるだろうか、、、。」と不安一杯。
とはいうものの、「やれ」と言われたことを「できません」とはいえない。
やるしかない、で準備に入りました。

店の予約、店の下見などのハードの準備はなんとかなりましたが、問題はソフト。

乾杯は誰がやって、歓談やって、その後にクイズやって、漫才やって、一発芸やって、、、、、。
う~ん。何やったらうけるか?笑ってもらえるか?
悩みに悩み、、、。プレッシャーに押しつぶされそうな状態でした。

そんな中、宴会担当として自分を指名した先輩から、
「小山、今週末が忘年会やね。これからは当日までは、忘年会の企画準備が仕事やから。
 会議室一つつぶしていいぞ。部屋にこもって万全な準備をしろや。大仕事やで。」と。

そうなんです。年末の忘年会の週は、忘年会の準備しかしませんでした。

一人で別室の会議室でうんうんうなっていると、同期の仲間がのぞきに来てくれたり、
一つ上の先輩がのぞきにきてくれたり、、と。
「こんなゲームやってみたら、」とか「〇〇さんと〇〇さんにやっぱ漫才をやってもらうのがいいよ。」
とか、アドバイスをいただき、なんとなく企画が固まってくる。
自分も思い切って漫才をやろうと、同期とコンビを組むことにして、ネタをつくり練習しました。

そんなこんなで、忘年会当日。
新橋鳥森口側のお好み焼き屋。
狭い場所にぎゅーぎゅーづめに入ってもらいました。
自分は、必死に司会をしつつ、各催し物担当の方に出演してもらい、自分も漫才し、、、。
汗びっしょりでした。
そうしたら、同僚、先輩、上司、役員の方、、、。皆さんものすごく笑ってくれた。
皆さんもこの場を盛り上げようと汗を流してくれた。
本当にありがたい思いでした。

忘年会が終わった後は、へとへとでした。
で、「お前、準備に専念しろ。」と言った先輩社員が、「よ~、がんばった。おもろかったで~。」と
言ってくれた時は、感無量でした。

この経験で何を自分が学んだか。
苦手意識を持たずこれもご縁と思い腹くくってやってみるとなんとかなる、ということ。
そうするとあらたな自分に出会える、ということ。
そして、皆が盛り上がろうと思うと場が大きく変わること。

忘年会は大仕事でした。
今から思えば、本当によい、そしてありがたい経験でした。

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小山 剛生 (こやま たけお)

株式会社フェローシップは、”仲間”を語源としてます!
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