2015年4月23日木曜日

コミュニケーション能力とは?

採用基準によく「コミュニケーション能力の高い人」とあります。

コミュニケーション能力ってなんだろう???

 「話のうまい下手か?」
 「主語述語目的語が明確でわかりやすい話ができるかどうかか?」
 「論理的な話ができるかどうかか?」
 「会話のキャッチボールがテンポよくできるかどうかか?」
 「表現豊かに伝える力があるかどうかか?」

難しいですよね。人によって定義が違うし、切り口も無限。

たまたま昨日、フェローシップ若手社員とコミュニケーション能力について話しました。
自分の目の前に座っている入社2年の26歳男性社員と。

彼は、派遣事業部の営業担当。
派遣案件の新規開拓営業や、稼働していただいている派遣スタッフの方々をフォローすることが仕事。
仕事は、派遣先、派遣スタッフ、社内のキャリアアドバイザーとコミュニケーションをとることが仕事といっても過言ではございません。

そんな仕事をしている彼は、コミュニケーション能力が高いのか?
いえいえ、決して高くありません。(ごめんね!自分の会社の社員だから多少厳しく見てます!)
言葉は明確ですし、語彙力もそれなりにありますし、主語述語もそれなりに明確。
会話していて話がずれることはそんなにありません。
時として、理解や洞察が浅い、会話に深みがないことを感じますが、それは若さや経験のなさが理由に思います。
時が経てば、年齢を重ねれば、経験していけば、コミュニケーション能力が高くなるのか、、。
実はそんなことないと思ってます。
もちろん、多少の進歩はするでしょうが、、、、。

では、コミュニケーション能力は高くならないのか、、、。
いえいえ、若く吸収力ある時期にちゃんと訓練すれば、高くなると思います。
誰もが一定のコミュニケーション能力は習得できると思っています。
そのためには、育てる側、教える側が、理論を勉強し、持論をもって、また相手の特徴を理解し、育てれば一定のレベルまで高くなる。(はず!!)

本日は、そんな彼に伝えた小山なりのコミュニケーションのポイントを共有したいと思います。


私はコミュニケーションの高い人は3つの側面で優れていると思っています。

1つ目は国語力。
適切な言葉、語彙、文法、文章、、、、一定の国語力がともなっていなければ、伝わるものも伝わりません。
さらに言えば、人によって言葉の定義や尺度は違います。
例えば「がんばります。」という言葉。これも人によって定義や尺度が違う。
ある人の「がんばる」はある人にとっては「がんばっているうちに入らない」、、。そういったギャップはよく起こります。
適切な国語力のある方は、そういった定義や尺度の違いを具体的な例をあげるなりして、なるべく差異をなくすことができます。

2つ目は感情表現。
対面なら表情や口調や声のトーンや大きさや身振り手振り。
メールや手紙であれば言葉づかいや最近でいけば絵文字やスタンプも。
事務的に淡々とした表現だったり、無反応だと、相手に伝わりづらいですし、逆に伝わっているのか不安に思われる。
「ありがとうございます」も、気持ちを込めてお辞儀をしながら言うのと、無表情で言うのは全然違いますよね。

3つ目は相手の気持ちを察する力。
相手から「大丈夫です」「問題ないです」と言われた。でも相手の本音は「大丈夫じゃない」。そのようなことって結構ありますよね。
相手の気持ちを察することができていれば、そういった問題は起こらない。
相手の気持ちを察するには、私は時間軸が一番大事と思っています。これまでの相手とのやりとり、経緯。小さいことの積み重ね。
また、相手の置かれている環境を把握することも大事。
そのあたりをおさえると相手の気持ちや感情を推測しやすい。察っしやすい。

私の持論はこの3つです。
そして、この3つは、訓練によって成長することができるのです。

私の目の前に座っている社員は、1つ目はそこそこ。2つ目と3つ目はまだまだ。
毎日のように、気づいたその瞬間につっこみを入れています。
そうすると、人間やっぱり学習する。

きっと、半年後、彼はコミュニケーション能力の高いビジネスパーソンになっているはず!!

ということで、本日の仲間通信でした!



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小山 剛生 (こやま たけお)

株式会社フェローシップは、”仲間”を語源としてます!
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