これら全部、今の自分に影響をあたえています。
今日は、新人時代の秋の泊まり込み研修の思い出です。
当時のリクルートはロッド研修という名物研修がありました。(今もあるのかな?)
入社半年で1泊2日(もっと昔は2泊とか3泊だったようです)の研修で、自分の現状を議論する研修です。議論の対象が自分なのです。
昔のことなので、記憶違いもあるかもしれませんが、研修はこんな流れです。
(1)事前に、自分についての質問表が配られ、「自分」「上司」「同僚」が匿名でこたえます。
質問は、4つのカテゴリーにわかれていて総数40問くらい。
4つのカテゴリーは、
・発動性(主体的自ら取り組んでいるか)
・本動性(本気でやっているか)
・協動性(チームワーク、協働意識をもってやっているか)
・確動性(知識スキルをもって、正確に仕事をやっているか)
で、
質問は「~さんは、目標を意識して本気で取り組んでいますか・・・」みたいな感じです。
で、
それぞれの質問に1~5の点数をつけるます。
「まったくだめ」~「だめ」~「普通」~「良い」~「すごく良い」と。
(2)それぞれの点数が集計された状態で、泊まり込みの研修にはいります。
新人4~5人と直上司でないマネジャークラスの先輩がトレーナーになります。
グルーピングされ、小さい会議室で泊まり込んで議論していきます。
(3)議論は、「自分」についてです。
順番に新人が一人前に立ち、点数が書かれた紙を見ながら、皆で議論します。
どうしてこういった点数になったのか、なぜ、自分は点数高いのに、上司は低いのか、、など。
つっこみ大会です。
で、自分の強みや弱みを明らかにし、実際の仕事の現場で何をするか、を宣言して研修は
終了します。
泣き出す新人もいるくらい重い場面もありますし、仕事がハードで、悩める新人が多い会社でしたが、自分にとってはとても楽しく意味のある研修でした。
自分は、ずーずしくもすべての質問に「できてるよな~」と得意気に高得点をつけてました。
特に、協動性は高いだろう、、と。
しかし、研修会場で点数を見ると、発動性と本動性はすごく高いが、確動性がまったく低い。
ほぼ1点。。。。
「え~、なんで~??」と思いました。
自分で自分がどう見られていたか、どう伝わっていたか、まったくわかっていなかったんですよね。
匿名のフリーコメントを見ると、
「小山は、確かに仕事をがんばっている。そこは認める。が、質問をしておいて、こちらが答えている時に、他の人と話しはじめるな!」
「ライターを借りて、投げて返すな!」(当時はオフィスでたばこがすえる時代でした。)
「人が忙しいのを気にせずに、どんどん上を使って成果を出そうとするのは良いこと。でももう少し相手に配慮したほうがいい。」
「たまに、敬語を使わない時がある。ちょっと不愉快だ。」
というコメントでした。
あ~、自分は自分のことがわかっていなかった。恥ずかしい、、、、。
仕事を本気でがんばっていたんでしょうが、周囲への配慮が足りなかったり、周囲の気持ちをくみ取ったり、人の気持ちを察することがまったくできていなかった。
自分の仕事や成果にこたえることだけに邁進していた。
点数の低さも衝撃でしたが、フリーコメントの衝撃は、今も忘れず。
この経験が、自分の土台づくりに大きな影響を与えてくたな~と思いだす今日この頃です。
人って、自分のことはなかなかわからない。
人から言われて気づき、自分の強みや弱みやらしさが確定していくもんだと思います。
キャリアカウンセリング論にもよくでる話。
それに相通ずること、自分は新人時代の研修で思いっきり経験しました!
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小山 剛生 (こやま たけお)
株式会社フェローシップは、”仲間”を語源としてます!
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